前向きニュース (2012年12月8日)


『2012』

この時期、前野小の校庭は体育館の影が長く伸び、朝の早い時間は日陰が多くなる。

日陰と日向のコントラストに目が痛い。

新しい体育館の工事が始まれば、日陰がもっと大きくなるのだろう。

そんな校庭で、子供達がキャッチボールしている姿を見ていた。

ケントがユウダイに身振り手振りで投げ方を教えている。
ショウタがトモキに「ナイスボール」と声をかけている。
ヨウヘイが笑顔でタイチの球を受けている。
ショウは1年生二人を相手にしながら、あっちへこっちへ動き回り、ユウトはハルと楽しそうに投げあっている。
タツマはコウタにキャッチャーの構えを指導しながらキャッチボールしていた。

「6年生、低学年に教えてやってくれ」
と言ったら、皆嬉しそうに快く応じてくれた。
今年の6年生はこういうところが良い。

今年のシーズン初め、低学年は昨年と同じ2年生の4人だけだった。
体験教室のあと、トモキ、ユウダイ、ケンジロウ、ケイスケが入ってくれた。
しばらくしてコウタが入って、低学年だけで試合が出来る人数になった時は嬉しかった。

秋になって、リンダイとセイダイも加わって、今年の初めまで一人もいなかった3年生が3人になった。

6年生は、今年の目標としていた前野地区優勝を果たし、2年ぶりに中央親善にも出場した。

志村秋季の最後の試合、応援に行けなかったけど、試合の様子を聞くと「良い試合だった」と皆が言う。
最後の試合は大抵、惜しかった、力が発揮できなかった、というような感想を聞くことが多いが、今年は違った。
とても弱かった低学年時代から考えると、子供達の成長に胸が熱くなる。

一方で、期待した新人戦は、意外にあっさり終わってしまった。

でも、Bチームが着実に力を付けてきて、年明けの上部大会に志村地区の代表として参加する。
来年への期待が膨らんだ。

今年もグランドにたくさんのOBが遊びにきてくれた。
合宿にもOBが参加してくれた。

ショウゴとヨシダユウトはそれぞれ新たな目標に向かって別の道へと進んだ。

ケンスケは上海に旅立った。

ソウルに旅立ったコーチは毎週のように戻ってきてくれる。
本当にソウルに行ってるのだろうか?

大阪のコーチからも熱い応援が届く。

そんな2012年のシーズンがもうすぐ終わる。

明日は納会。

池谷